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2018 07,03 13:16 |
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この列車に乗り込む前、苫小牧駅のキヨスクでサンドイッチ、菓子パンとおやつを、自販機でお茶とコーヒーを買い込んでおきました。
この先、少なくとも静内(しずない)まで、ひょっとすると日高線の終着様似(さまに)まで、食べ物飲み物の補給は難しいと考えたからです。 苫小牧を出発後、勇払(ゆうふつ)駅あたりは民家があるのですが、その先浜厚真(はまあつま)、浜田浦(はまたうら)近辺はほとんど民家がありません。 列車は苫小牧から30分ほど走って、現在の実質的列車終着駅 鵡川(むかわ)に着きます。 ここで列車の旅は終了で、この先は代行バスになります。 雨が降り続いています。 さて鵡川静内間の代行バスです。 バスの横には「SAKAI KANKO」とありましたが、新ひだか町静内の酒井運輸株式会社のバスのようです。 列車代行バスは基本は日高線に並行する国道235号線を走りますが、律儀に一々鉄道駅の近くに入っていきます。 途中、鉄道橋や線路自体が流されて無くなっていたり、斜面の法面が崩れたりしている箇所を目にしました。 列車が来ることもなくなり、残っている駅舎も何だか寂しそうです。 鵡川を出て1時間50分ほどで静内に到着です。 静内駅でトイレを済ませ、とりあえずご当地入場券を買い、一服つけていると静内発様似行のバスの発車時刻が迫ってきました。 静内駅には駅蕎麦があって大いにそそられたのですが、時間の都合で断念しました。 これはジェイ・アール北海道バスの車両です。 この先様似まで1時間40分ほど掛かる筈ですが、まあ普通に路線バスの車両です。 雨が降りしきる中、先ほどの酒井運輸のバスはあまり窓が曇らなかったのですが、このジェイ・アール北海道バスは、思い切り窓が曇りました。 外の景色があまり楽しめなかったのが残念ですが仕方がありません。 写真左は蓬栄(ほうえい)駅、右は浦河(うらかわ)駅です。 浦河では、20年以上前数回出張に行ったことがある浦河赤十字病院の目の前にも、代行バスのバス停 東町(ひがしちょう)駅がありました。 浦河赤十字病院はずいぶんと立派に建て直されたようで感心しました。 窓の外があまり良く見えないので、何となく居眠りしながら乗っていましたが、定刻通りに様似駅に着きました。 まだ雨が降り続いています。 雨脚が強まって豪雨のように降っているときもありました。 駅から200メートルくらい歩けばコンビニがある筈ですが、雨のせいでとても歩く気も起こらず駅舎内とその近くのみをウロウロしていました。 バスの中で、苫小牧駅で買った食糧を少しずつ消費してきたおかげで、大してお腹も空いていません。 これは“作戦勝ち”でした。 様似駅には観光案内所が併設されています。 雨が降りしきるせいで7月だというのに肌寒く、観光案内所の中ではストーブに火を入れてくれていました。 これは大変助かりました。 帰りは様似から静内まで代行バスに乗車し、静内からは道南バスの路線バスに乗り換えて新冠(にいかっぷ)に行き、道の駅でご当地入場券を買いました。 コンビニでパンを買って食べ、札幌行のバスを待ちます。 本当は一日散歩きっぷを使って代行バスとJRで帰ってきたかったのですが、時間が掛かり過ぎますので都市間高速バスを使うことにしました。 これまた道南バスの高速ペガサス号です。 高速ペガサス号は浦河と札幌を結んでいますが、新冠からは2時間半程で乗り換えもなしで札幌駅に到着します。 車内は結構混み合っていて、地域の足として根付いているのを感じます。 JR北海道日高線の復旧には、総額で100億円にもなる巨費が必要だそうです。 日高線の復旧を経営難のJR北海道に単独で求めるのは余りにも酷で、関係自治体や国の支援がなければ全く無理な話です。 高規格道路の日高自動車道は、日高厚賀から静内までが事業中で最終的には浦河までの延伸が計画されています。 現実的には、札幌までの都市間移動手段は都市間高速バスに委ね、地域内の移動手段をどのように構築していくかを考えるべきではないでしょうか。 私が行ったのは日曜でしたが、この代行バス特に鵡川静内間では、大勢の高校生が乗車してきました。 彼らの服装から思うに、部活動かあるいは何かのスポーツ大会でもあったのかもしれません。 平日なら通学する学生や、病院に通うお年寄りも大勢乗って来るのではないかと思います。 まずは鉄道ありきという考えを捨て、使いやすく維持していくコストも考えた公共交通手段が求められていると思います。 PR |
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