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2018 11,30 14:54 |
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さて、皆さんは札幌の観光名所として、何を思い浮かべるでしょう?
札幌時計台、羊ヶ丘展望台、藻岩山、北海道庁旧庁舎(赤レンガ)、北海道大学などなど、いろいろあるのはあると思います。 今日私がご紹介するのは、あまり一般的には知られていないと思いますが、札幌市西区二十四軒にある レトロスペース・坂会館です。 ここは、道民ならほとんどの人が知っている(?)「しおA字フライビスケット」や「ラインサンド ビスケット」でおなじみの坂栄養食品の工場の一角にある私設博物館です。 ここの展示物の中には、一部“大人の世界”というものもあるので、最初私はこの記事を18歳未満閲覧禁止としようと思っていましたが、やめました。 世間体を気にする小賢しい大人の浅知恵でそういう分け隔てをすること自体が、このレトロスペース・坂会館の理念に合わないだろうと感じたからです。 では、さっそく見ていきましょう。
入口を入ってすぐのところ、左側に館長からのメッセージがあります。 ここは決まった入場料はないのですが、会館の維持運営のために坂ビスケットの商品を売店コーナーで買ってほしいというメッセージです。 で、右側には…。 裸にされ、縄で縛られたリカちゃん人形が多数並んでいて、度肝を抜かれます。 私が見学したときにたまたま館長さんがお見えになり、後ほどお話をお聞きする貴重な機会を得ました。 多数のリカちゃん人形をこのように展示する意図も教えてもらいましたが、展示棚には多数の十字架があるのが、答えのヒントです。 中は展示物で溢れています。 古いもの(一部新しいものもある)というのがコンセプトのようですが、何かに的を絞ったり、貴重と思われるものだけを展示するとかいうことではなく、とにかく分け隔てなく古いものを展示するというのが、唯一のコンセプトのようです。 古い鉄道サボの下には、多数の古いヌードプロマイドが。 1972年札幌オリンピック、71年プレ・オリンピック、70年大阪万博の小旗やペナントもあります。 ペナントって、見なくなりましたよね。 若い頃の小柳ルミ子、ピンクレディ、美空ひばりも。 プリンス・スカイラインにたくぎん(北海道拓殖銀行)のマッチ。 このレトロスペース・坂会館は、以前は結婚式場やレストランとして使われていたようです。 数多くの展示物の中で、坂栄養食品や坂会館に関する展示はこれだけのようです。 奥には応接コーナーがあり、ここで私は坂館長から直接お話をして頂きました。 約束の来客もあったのに、わざわざ私に時間を割いて下さった坂館長に、心より御礼申し上げます。 お話をお聞きして、恐らく私と坂館長には、意識や政治理念、考え方などには多少違いはあるだろうと感じました。 ここの数多くの展示物にも、これは貴重な資料だろうというものも、これはタダのガラクタ(失礼!)だよねというものもありました。 でも、そんなことはどうでもいいのです。 どんなものも、どんな考え方も、どんな嗜好も、その貴賤や価値の上下などを問うのではなく、ありのまま全てを等しく受け入れるというのが、ここの、そして坂館長の理念だと感じました。 売店コーナーで買い求めたビスケットたち。 どれも優しい味わいで、懐かしく美味しいです。 中でも、私と家内にはラインサンドが一番好みに合っています。 近所のスーパーでもラインサンドが売られていましたので、早速数回買い足しました。 レトロスペース・坂会館は、札幌市営地下鉄 東西線 二十四軒駅から徒歩10分弱のところにあります。 懐かしい昔の品々、多様な考え方や嗜好を見るのに大変良いところだと思います。 こういう場所を見に行くのも、通り一遍ではない良い札幌観光になると思います。 一度の訪問では、全てを見ることが出来たとは思えませんので、私もいずれ再訪させて頂きたいと思っております。 坂館長並びに従業員の皆さんの御健勝、並びにレトロスペース・坂会館と坂栄養食品の益々の御繁栄を御祈念申し上げます。 PR |
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